失敗から学んだ１０年目のシンプルなクリスマス

クリスマスって年に１度だから、めちゃくちゃはりきっちゃうじゃないですか。私ももれなくそんな人で、１ヶ月ぐらい前からクリスマスツリーの飾り付けやら、ケーキの予約、プレゼント選定やらしっかり準備をやってました。
雑誌やSNSで見るいわゆるtheクリスマスは眩しくて、マネしたらキラキラした幸せが手に入るんじゃないかと思って、クリスマス当日の料理も張り切ってチキンを焼いて。そんなクリスマスを１０年（回）やったんです。

で、わかったことは、クリスマスはイベントの中で一番後片付けが大変。そして致命的な問題は、我が家は洋食とケーキが好きじゃないってことでした（笑）

フェイクの大きなクリスマスツリーはしまうのが大変。置いておく場所もかさばる。１１ヶ月間はしまっていて、１年のうち１ヶ月しか日の目を見ない大きな物体の意味。

なので、著書にも何回か書いてますが、５〜６年ぐらい前からクリスマスツリーは本物の木にしています。

【メモ書き】２０２１年買ったツリーとスワッグ用植物の種類
フェイジョア、ヒムロ杉、パルプラ、ブルーアイス、コチア、ツインキャンドル、シルバーブローニア、シリウス、トータルフェルメール

拙著「持たない四季の暮らし」の中には簡単で可愛いオーナメントの作り方を載せています。

そして、クリスマスのメインといえば料理。大きな半身のチキンを焼いても、たった一口で満足する家族。市販品のパエリアも美味しく料理できない私。ホールで買うケーキも、喜ぶのは見た目だけで、一口目だけが美味しい。

毎年反省はしてました。１ヶ月も前から準備してきたのに、うまくいかない。クリスマスの料理っておいしく作れないなと。考えてみたら年１回しか洋食を作らない私はうまくいきっこないんですよね。
苦しかったし、悔しかった。失敗を認めたくなかったから、来年こそは！と張り切ってという繰り返しで１０年きてしまって。

今年は夫と相談し、クリスマスはお寿司の出前にすることにしました。ケーキもホールで買わない。小さいの４つ。

結果、、

今年のクリスマスが一番良かった。なんか、成功したんです！美味しく食べ切ることができて、残り物も出なかったから、後片付けからも解放されて、お腹も心も満たされたんです。

ああ、我が家のクリスマスはこれでいいって、腹落ちしました。

今まで自分の中のクリスマスのイメージは、いわゆるきらびやかなクリスマスの世界で、イルミネーションや身長まであるような大きなツリーにイロトリドリのごちそうが幸せの象徴で、庶民ながら近づきたかったんですよね。

でも、１０年失敗しつづけて、我が家の幸せはそこじゃないって気づいたんです。
子どもたちの好きなものはチキンじゃなくて、マグロだったし、ケーキじゃなくてイチゴだった。
周りの目を気にせず、自分の家族の幸せの追求をしたら、今年のクリスマスの形って最高じゃんって思えたんです。

１０年かかりましたが、我が家のベストが見つかって本当に良かった。ムリなく、家族みんなが満足する形。心の声を素直に聞いたらシンプルが一番でした！なんか、本当によかったです。

来年早々にみなさまに良いお知らせがあります。次のブログでお話ししますね。みなさま、良い年末をお迎えください＾＾