アフターコロナはミニマムライフで。

季節外れの雪。子どもたちがベランダで大喜びしたあとの残骸。
今日は首都圏にとって、めぐみの雪だったかもね。

持たない暮らし、ミニマルライフという言葉が世の中に認知され始めたのはここ数年の話。私は2013年からブログを始めていますが、ミニマリストという言葉ができる前から、それに近い暮らしをはじめ、8年ぐらい前からそんなミニマルな思考で生きてきました。

日本経済は成長し、世の中は大量消費社会になりました。スーパーにいけば、色んな味のドレッシングが並び、ドラッグストアにいけば、色んな香りのシャンプーがある。メーカー側も、もっと支持される商品を作ろうとがんばっていました。売れなきゃ会社潰れちゃうし、そこで勤めている従業員の生活もかかってると。私は確実にその恩恵を受けて、数ある商品の中から自分の好きなモノを選べるようようになりました。とってもありがたい世の中になりました!

しかし、近年はこの多すぎる商品に加えて、SNSからの多すぎる情報が入ってくるようになりました。ある人がこの商品がイイという。別の人は、違う商品がイイという。どれが本当にイイものなんだろうか?と口コミレビューを読みあさったり、また違う角度の意見が出てきたり。みなさん、情報迷子状態(=カラダはヒマなはずなのに頭の中だけがものすごく忙しいことを勝手にそう呼んでます)になってますよね?

私、シンプルライフをするようになって、気づきました。

この現象って異常じゃないか?過剰じゃないか?

と。選ぶ、迷う、買うという行為が当たり前に日常化してしまったんです。私たちが子どもの頃はもっとこの3つはスペシャルな行為だったはず!(クリスマスにサンタさんに何をお願いしよう?誕生日プレゼントに何買ってもらおう?みたいな年1回のお楽しみみたいなもの)

今はだいたいの人が、毎週のようにショッピングモールのようなあえてお金を使う場所に行き、週末に外食することが当たり前になってしまいました。

※我が家も週末(土・日・昼・夜=計4回のうちどれか1回)は外食していたので、立派な現代社会人です。

生きるための消費じゃなくて、お金を使うための消費。(※消費とは?時間・エネルギーなどを使ってなくすこと)お金を使うために働いているのかもしれませんよね?意外とその感覚、麻痺してて気づいてないだけかもしれません。

でも、コロナで自粛生活を送るようになって、昔の日本に戻ってきたんじゃないかな??という感覚になりまして、データを調べてみました。

平成23年版 厚生労働白書 詳細→厚生労働省のホームページより

この場合の昔って1961年だからバブル期よりオイルショックよりも前。昭和30年代ぐらいね。この頃はほとんどが衣食住に関する支出。でも2009年はその他支出が多いことがグラフから読み取れると思います。その他って、例えば旅行とかレジャー(外食含む?)、通信費、交際費、教育費、ジム、家電、車とかかな?いわゆるなくても生きていける暮らしを彩る贅沢品系。

うちの家計も例にもれず、2009年のグラフの比率に近いですもん。

でも3月からはじまった休校に加えて、私の仕事の一部は減り(講演会の仕事などはキャンセルになったので)、さらに自宅にいる時間が増えました。その結果、3食おうちご飯だし、外出といっても近所のスーパーに食材を買いに行ったり、お散歩するぐらい。サザエさん家みたいなイメージ。たまにサブちゃんがくる(我が家の場合は生活クラブ の宅配が届く)半径1km以内で暮らしているんですよね。そうすると、お金をそんなに使わなくなるから、支出の比率が昔の感じに戻るのかな〜?とぼんやり思っています。

昔と唯一違うのは、ネット環境が整っていること!!!子どもは塾の授業をオンラインで受け、習っているバレエの先生の動画をみながらストレッチをし、テレビゲームをし、ネット上で映画をレンタルし、サブスクの音楽をきく。

この横で、私はヨガマットを敷いて、YouTubeのピラティスやヨガやってます。

今日、家族4人でリビングでくっついてみた映画『ライフ −いのちをつなぐ物語−』

賢い生き物しか生き残れない。勉強して賢くなることはムダじゃないって伝わったかな。

この映画の中で動物が生きるためには、知恵と勇気と強さ、決断力、愛が大切って言ってました。私たちも地球上からみたら動物です。今こそ生きる力が試されてるなと。

いつ東京ロックダウンが起きるかわからない状況ですが、昔の日本に戻ったんだと思えば、そこまで不安になることはないかと。逆に、行き過ぎた消費にブレーキをかけ、ミニマル(最小限の)な暮らしにシフトしていくんじゃないかな?と思っています。もっと小さな暮らし、少ない消費、狭い行動範囲で、意外となくて&やらなくても生きていけるかも!という感覚に気づいてもらえればいいですね〜

コロナがきっかけかもしれませんが、これを機会に「暮らしを整え、要・不要を見極める力」を身につけることが、この先の生きる力につながる気がします。

大人用と子供用のオススメの本。

 

次の記事は、「わたしのミニマムライフ」を紹介します!

2件のコメント

  1. 片付けや収納のコツの本やテレビの特集とかもよくありますが、何のためにするのかストンと自分の中に落ちました。今までは私、スッキリすると気持ちいいから、と掃除や片付けしてました。でもマキさんの記事の、不要品を入れるスペースにも非常事態の備蓄品をと、いう言葉にやられました。それこそが本来の目的なんだと。ありがとうございます。気づけて良かったです。話はかわりますが、質問です。マキさんは入学式や卒業式にどんな装いで出席されてますか?イメージ的にいわゆるセレモニースーツをお持ちでないのかなと、興味がありまして。差し支えなければ教えてください。

    1. まどかさん
      初めまして、コメントありがとうございます^^
      お片づけで気持ちがスッキリするというのはいい思考だと思います。でも本質は何か?自分が気持ち良くなるためというより、最終的には家族の命を守るためだなって思うんです。
      自分で取捨選択ができるようになると、どんな状況になっても生き抜いて行けるなって思うんですよね。お片づけは思考の訓練の入門編だと思ってもらえれば!
      セレモニースーツはネストローブのウールのセットアップを着ています。
      https://www.bs-asahi.co.jp/kotonoha/
      このサイトのトップに載ってるチャコールグレーのジャケットとロングスカートです。

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