ランドセルは母子手帳ケースにリメイクして6年間の思い出をプレゼントする

この春から長女は中学生になりました。6年間使ったランドセルは、卒業と同時に手放し、革の一部は思い出として、今後も使えるものにリメイクしました。

検索エンジンで【ランドセル リメイク】で検索してみると色々出てきます。一般的なのは、ペンケースやパスケース、お財布や小銭入れ、キーホルダーなど。う〜ん、どれも使いにくそうだ。特に毎日使うものは、それ専用の方が絶対いいに決まっている。ランドセルの革って硬いし、お財布などはとくに使いにくいだろうなと思う形のものばかり。(これはいろんな企業さんと商品開発しているからこそ想像できてしまう、仕上がりの感じ)

私のランドセルリメイクのコンセプトは毎日使うのもではなく、一生使うものに変身させてあげたかったのです。で、最終的に母子手帳ケースに決めました。たぶん、ランドセルを母子手帳ケースにする前例ってほぼなさそう。唯一迷ったのが、通帳ケース。が、きっと20年後は絶対に通帳という文化はなくなってると思うのでやめました。(以前会社で作った銀行口座はそもそも通帳がなかったですし!)

私は確か、一人暮らしをしたときか、結婚したときかに、母から自分の母子手帳を渡されました。「もう、これはあなたにあげる」と。そうなんです、母子手帳ってお母さんの宝物なんですよね。子育てを頑張った証がいっぱい詰まっている。でもいつか、本人に渡す日が来る。だから、私はそのときにランドセルで作ったカバーをつけて渡してあげたかったんです。

7年前に買ったランドセルは赤色でした。長女の感想としては、6年生で背負うランドセル「私は赤でよかった。ラベンダーとかピンクとかパステルカラーは恥ずかしすぎる」と言ってました。

最後のランドセルでの登校日

このブログの時と比べると大きくなりましたね〜(過去記事↓)

ランドセルは6年間使ったわりにとても綺麗な状態だったと思います。丈夫でつぶれなかったですね。特にお手入れはしてなかったですけど、オオバランドセルにしてよかったなと思いました。

購入して6年後のランドセル

リメイクを頼んだのは、皮革工房凛。イージーオーダーのような形でサイズは柔軟に対応してくださいます。リメイクはランドセルにハサミを入れて表側のカバーだけ送ります。それ以外の部品は潔く処分しました。

待つこと数ヶ月。届いた母子手帳ケースを手に取った長女は、「わぁこの傷、私のランドセルだ〜!」としみじみ嬉しそうに見ていました。

あえて、一番わかりやすいところにランドセルに唯一ついていた傷の部分をもってくる粋な計らいにほっこり。

本当は母子手帳ケースとして使ってもらおうと思ったのですが、あまりにも嬉しかったようで、讃美歌カバーにして学校に持っていく!と言っていました。6年間、教科書を入れて毎日使ったランドセルが、形を変えて讃美歌のカバーとして中学・高校の6年間、毎日使うことになるとは。これは嬉しい誤算でしたが、高校を卒業したときにようやく本来の母子手帳ケースとして渡せる日がくるといいなと思います。

朝・夕、学校で讃美歌を歌うたびに、小学校のことも思い出しているのかな。