このたび「しない家事」の文庫化が決定しました!三笠書房さんから3月23日に発売されます。

知的生きかた文庫 わたしの時間シリーズ

サイズを小さくして、お求め安い価格で、内容新たにリニューアル発売です。これを機会により多くの方に読んでいただきたいなぁと思っています。

この文庫化は、前から決まっていたのですが、やっと皆さんにお届けできます!というのも「しない家事」という作品は私の中でとても思い入れが強い本だから長く愛される形で世の中に残ることはとても嬉しいのです。

文庫化にあたり、改めて「しない家事」を読み直したんですが、当時の考え方とスタンスが変わってないことに驚きました。自分、全くブレてないな〜と(笑)

もちろん、使っているモノとか、身につけているモノは、変わりました。でも、考え方は当時のまま。もともと「しない家事」は、写真が少なく文章が多めで、基本的に考え方を伝える本なので、今読んでも情報が古くないのです。

あ!買い物の仕方だけ、スーパーから宅配に変わったので、その部分は内容を修正・加筆しました。でも、その頃よりも買い物をするという家事もしなくなったので、さらに進化してバージョンアップ。

小さい子どもを持つ忙しいママのために作った本なのに、結果的に仕事中心の独身OLさんや、定年を迎えた年配の男性からの支持もいただき、世の中の家事に悩めるというか、家事よりも大切にしたいことがある方のための本になりました。

この春、復帰するママはぜひ読んでもらいたいです!!働くこと、子育てのこと、両立できるか悩んでる方に、「よしっ!ちょっと仕事復帰してみよう」って勇気を与られるんじゃないかなと思います。

仕事復帰前にこんな本欲しかったな!って自分でも思うほど。不安な気持ちが痛いほどわかる経験者が試行錯誤してたどりついた末にみつけた方法を書いたので参考になることがあるんじゃないかなと思っています。

あと、妊娠中の方には先取りして読んでもらいたいし、今暮らしを整えておくと産後がラクになります。出産祝いに差し上げる方もいらっしゃるみたいなんで(モノより知識を贈るって最高のプレゼント!)、ぜひ!喜んでいただけたら、私も嬉しいです。

この本のために書き下ろした、おわりに

本書は、2016年に刊行した単行本を、加筆修正のうえ文庫化したものです。

出版した当時、主婦の間に起こっていたブームは「ていねいな暮らし」。

私もそのブームの中で、梅シロップを作ったり、手前味噌をつくることを季節のイベントごととして楽しんでいたのは事実で、取材を受けるたびに「小さいお子さんがいて、ていねいな家仕事をする時間はどうやって捻出するんですか?」と聞かれることが多かったように思います。

そのたびに「私は“家事が嫌い”なので、普通の人より家事はしてないですよ?家事をする時間を削って、自分の好きなことをする時間にあてているんです」とお答えしていました。じゃあ、私が削った家事をフォーカスした1冊をつくろう!と、「しない家事」の執筆がはじまりました。

ていねいに暮らすブームの中で、急に「家事をしない」と言い切ったことで、当時は「マキさん、ずいぶん思い切りましたね〜」と言われたものです。

でも発売してみたら、1週間で4刷りするほど反響があり、多くの方から「言いたくても言えなかったことを代弁してくれてありがとう」と共感をいただきました。  

そして、ありがたいことに各メディアのみなさんがこの「しない家事」の特集を組んでくださいました。

これには時代背景も影響していたと思われます。単行本を出版した2016年は急激に働くママが増えた年でした。厚生労働省が保育の受け皿拡大に積極的に取り組み始め、保育園がたくさんできたことで、お母さんが子供を預けて働きやすくなったのです。 

政府は女性の活躍推進を積極的にうたい、一方で少子化の危機を感じて出生率を上げようと幼児教育の無償化を決めました。これは女性にとって、とてもありがたい環境でした。しかし、蓋を開けてみたら女性にかかる負担が大きすぎて、この環境に適応できた女性はほんのわずか。

実際には、仕事と育児と家事の3つのバランスに悩み、パンクしてしまうお母さんが増えたため、ていねいな暮らしブームから一変、「しない家事」の考え方も、すんなり世の中に受け入れられたのだと思います。

一つお伝えしておくと、「しない家事」は家事をまったくしないわけではなく、ストレスに感じている家事をひとつひとつ、つぶしていく作業になります。

料理が好きな人は、楽しみながら料理をする時間を確保するために、洗濯や掃除でストレスに感じている家事をあえてしないという選択をする。

家を整えることが好きな人は、片付けの時間を確保するために、苦手な料理に心と時間を使わず(つまり手抜きとバレないように)おいしい食卓を完成させる。

もちろん、この「しない家事」という考え方が、すべて方に当てはまるとは思っていません。けれども仕事が忙しかったり、子どもが小さかったりすると、自分の時間を確保することはおろか、ちゃんと家事をする時間を取れないと悩んでいる方が多いと思います。自分が大切にしたいことを一番に考えられるように、この「しない家事」を通して、何かひとつでも家事ストレスを減らすヒントをつかんでいただけたら嬉しく思います。

これからは、「まだその家事してるんだ!」=「まだガラケー使ってるんだ!」みたいな感覚で、「私、家事してないよ!」を堂々と言えてしまう人がデキル主婦&効率的でカッコイイ! という時代になってほしいなと思います。

スーパーで買い物する時間があるなら、家族そろって食卓を囲んでほしい。

掃除機がけをしてる時間があるなら、子どもと目を合わせて会話してほしい。

洗濯物をたたんでる時間があるなら、コーヒーを飲んでリラックスしてほしい。

もう家事に振り回されるのは、やめませんか?

家事よりも、もっともっともっと大切なことに「頭と心と時間」を使えるような世の中にしていきたい。

家事をする時間があるなら、もう少し落ち着いた気持ちで仕事をしたいし、もう少しゆとりを持って子どもの相手をしてあげたい。それが私の心からの願いです。

今日から一緒に「しない家事」を はじめていきましょう。

シンプルライフ研究家 マキ

この本を通して、皆さんのがんじがらめになった心のくさりの一部を解いてあげたい。「しない家事」という本を生み出せて、皆さんの人生に少しだけ足を踏み入れることができて、お役に立てて最高に幸せです。

Amazonで予約始まってます!よろしくお願いします。

ご購入を迷われている方へ参考までに、3年前に出した単行本の紹介や読者さんの感想です↓

文庫化にあたり、三笠書房の編集さんに私が書いた文章を見てもらったんですが、まぁひどい・・・自分の間違えがたくさんあって、たくさんご指摘いただきました(トホホ)それもあって以前お持ちの「しない家事 [ マキ ]」より、文庫化した「しない家事」は、かなり読みやすくなっています!

今まで図書館で借りたことしかなかった方にも、邪魔にならないサイズなので、1冊お手元にいかがですか。

ちょっとふざけてキムタク風に赤入れしたら却下されたり(笑)原稿の修正まで楽しんでました。

文庫化にあたって一番嬉しかったのは、私がひとり暮らしをはじめた時に暮らしを整えるために買ってかなり影響をうけた本と並ぶことです。

同じ三笠書房の知的行きかた文庫わたしの時間シリーズから出ている井上和子さんの本に19歳のときに出会っていなかったら今の私のシンプルライフ という考え方はなかったと思います。もう17年も前に出会った本ですが、何度読んでも新鮮。というか、今でも参考にしたいし、憧れる内容だから。

こんな素敵なシリーズに仲間入りさせていただけるなんて、光栄です。

私がそうだったように、この「しない家事」という本が誰かの背中を押せる1冊になりますように。