自己肯定感の高い子どもを育てるにはお母さんが幸せでないといけないと思う。

うちの子たちは、自己肯定感がわりと高いほうだと思っています(比べる対象がないのでわからないのですが、あくまでも親の立場から見て)。

まず2人とも自分のことが大好きっぽいです。私が毎日カワイイね!って言ってあげてるからかもしれませんが(世間はどう思っても親からしたら自分の子どもが1番かわいいに決まってる!)、それとは別に本人たち、自分のことが好きじゃないと、周りの人も好きになれないでしょ!と言っている。どこで覚えたのかは知らないけど、確かに。

あとは、たぶん周りからめちゃくちゃ愛されてます。私たち夫婦はもちろん、おじいちゃん、おばあちゃん、学校の先生、習い事の先生、お友達、お友達のお母さんなど。

学校に早く行きたい!って毎日聞かされてる。そんなに学校が好きってことは、人間関係がうまくいってて学校にも居場所がちゃんとあるんだよね。

それと、姉妹関係。姉は妹を必要としているし、妹も姉が好き。もちろんケンカもあるけど、同時に相手を思いやる気持ちも学び、そのたびに絆も深まり同志のような関係だなぁと思います。

八ヶ岳からの富士山

そうなんです、きっと自己肯定感が高い子は、自分のことが好きで、周りの人間関係が良好なことで出来上がるのではないかと思っています。

まず、自分を好きになるためには、自分は存在していていいんだ!という安心感を与えることが大切。子どものことを心から愛しているなら、親はちゃんと言葉に出して伝えて欲しいな。

好きだよ!カワイイ!スゴイ!上手!など、私は思った瞬間、絶対口にするように心がけています。

ダメ!早くして!まったくもう!のようなネガティブワードは口に出す回数減らして(言わないっていうのはムリ、意識してても出ちゃうときあるから)、ポジティブ系の褒め言葉を積極的に口に出す。それだけ。無料です!!子どもに魔法かけるのカンタンでしょ。

私、人間観察が好きだから(大学のゼミはそんな感じのことやってた)、ついクセで人の行動とか会話とか見たり聞いたりしちゃうんだけど、こないだ100円ショップでお母さんと小学校高学年くらいの男の子の目の前で繰り広げられる会話に驚いたんです。

その男の子は付箋が欲しかったらしく「お母さん、これ買って〜」とねだってて、男の子なのに付箋欲しいなんて微笑ましいなぁと見てたんですが、お母さんが返した言葉は、「あなたのノートに付箋ついてるの見たことないじゃない」と一蹴したんです。表情はシュンとしてたので、あーこの子のプライドは傷ついただろうなーと。

お母さんの意図は私にはわかりませんが、私だったら「そっか欲しいんだ!じゃあ勉強するときにこの付箋使う?買ったらさ、付箋したところちゃんと見せてよ〜!」と言って買ってあげちゃうな。勉強に対して前向きってことでしょ。100円でやる気出るなら安いぐらい。

この小さな積み重ねがのちに大きな成長につながるんだと信じているんです。相手は子どもでも決してプライドを傷つけてはならないと。

ポジティブな言葉の声かけは、1週間だと変わらないけど、半年とか1年ぐらいやってると、親子ともに意識改革できるからまずやってみて。そして毎日続けることが大切。

それだけで子どもは根拠のない自信を持つし、勝手に自分を好きになってくれるし、親の目の届かない学校の中でもポジティブな言葉をお友達にかけられるようになるので、自然とお友達もできる。お友達だって自分を認めてくれるポジティブな人と一緒にいたいと思うだろうから。だから結果、人間関係に恵まれるようになる。=幸せな気持ちでいられる時間が長くなる。

結論。お母さんがポジティブワードで子どもと接すると、好循環でしかないのです。

料理が苦手だから、当然だけどまずい日もありますよ(笑)

ここで1つ、心配なことがあります。

お母さん、いま幸せですか?

そうです、お母さんが幸せ感じてないと、子どもにポジティブワードをかけれないんです。

つまり、お母さんの気持ちがネガティブなままに、自己肯定感が高い子どもに育ってほしいという願望はかなり無謀だということに気づいてもらいたいです。

何回かブログでも書いてますが、本業の仕事は広告代理店の人事をしているわけですが、人事チームは取締役と新卒1年目の女の子と私の3人なのですが、人事なので「人」についてみんな知識があるわけで、すごくわかりやすい表を新卒1年目の後輩が書いてくれました!これがコレ↓

勤務先の会社の後輩が社内向けにアウトプットした資料(ブログへの掲載は本人の許可を得ています)

伝わるかな〜?噛み砕いていうと、

まずは①自分のことを好きになる →②人間関係がうまくいく→③自分って何が好きで、どうしたいんだっけ?と問えるようになる→④理想に近づくために行動する

②までが満たされて初めてゼロベースなので人並みの幸せが感じられるようになってきます。まず、自分が今どの段階にいるか把握しなければいけません。

それがわかれば簡単です。あとは前を向いて進むだけなので。私の感覚だと、1段階クリアするのに早い人で半年、意識し始めて1年ぐらいかかるので、年末のこのタイミングで気づいたなら、来年の自分の目標にしちゃえばいいわけですよね。ちなみに私は6年前ぐらいにこれに気づいてシンプルライフ(※)をはじめたので、今④の段階のてっぺんのほうにいます。

シンプルライフを意識するだけで、第1段の「自分のことは好きになる」ことは可能だと思います!

※シンプルライフは「お気に入りだけに囲まれた暮らし」です。

シンプルライフとは?

後輩が調べてくれたデータによると、人が抱える問題の約80%が人間関係らしいんですよ。

世の中に「ネガティブな人」結構いるんです。図のピラミッドの層でいうと1)2)で引っかかっている人がかなり多い。

私はほとんど人間関係に悩んだことがないのです。それだけ人に恵まれているっていうのもありますが、基本的にいつもめちゃくちゃポジティブです。だから、ネガティブな人が周りにいない(夫がたま〜にネガティブなときがあるぐらい)。

ポジティブな心を持てる理由は、3つ。

  • 自分が自分の一番の理解者であること。
  • 自分を人と比べないこと。
  • 自分らしく生きること。

もうそろそろ、自分を偽るのやめにしませんか?なんか人生うまくいってないなーと感じる人は、まずは強い意志を持って今いるところから抜け出してみてください。そして、自分の心地よさを知ることからはじめてみてください。

自分らしく生きましょうよ。

さて、みなさん来年の目標が見えてきましたか?私の来年の目標は次回の記事でお伝えしまーす。

10件のコメント

  1. 遅ればせながらコメントさせて頂きます。
    いつもブログや書籍楽しみにしています!
    マキさんの考え方が好きなので、時々書かれている子育てや今回のような記事にも共感します。
    最近は、昔と比べて子供の自己肯定感が本当に重要視されてきていますよね!今後も今回のような記事も楽しみにしています。

    一点質問なのですが、まきさんは娘さんたちの要求にはどこまで答えるようにしていますか?
    私も子供はなるべく叱りたくないと思い、危険なことや人に迷惑をかけること以外は要求を叶えてあげるようにしてきたのですが、先日保育園の先生に、少し我儘なところがあるので、両親が言いなりになりすぎなのでは?と言われてしまいました。
    まきさんの中で娘さんたちの要求を聞いてあげる基準や線引きなどあれば参考にさせて頂きたいです、、!

    1. フミさん
      おはようございます、コメントありがとうございます!
      保育園の先生に言われてしまったのですねーそれは悩みますねぇ。でもフミさんがしていることは間違ってないと思いますよ?
      ただ、我が家と違うところは、うちはパパが怖いのと(笑)、甘やかすけど、わがままは許さないことです。
      私の線引きですが、例えば習い事いきたくなーいと駄々をこねても、病気じゃない限り絶対に行かせます、約束だからと。で、終わった後に頑張ってよかったねって言って、たい焼きとか肉まんを買ってあげちゃう。そんな飴と鞭の使い方をしています。
      要求もまともに叶えてあげるわけじゃなくて、テレビがみたい、じゃあこのプリント2枚やったらいいよ!のように交渉して、お互いの落とし所を会話して決めてる感じですね。

      1. マキさん、お忙しいのに丁寧なお返事ありがとうございます。
        マキさんから直接お返事を頂けるなんて感激です!
        皆さんに丁寧にお返事されているのをみて、マキさんのお人柄が伝わります、、
        なるほど、マキさんは感覚でそういうことが上手にできているのかなーとおもいました。
        子育てって明確な答えがあるわけではないので難しいですよね!
        でも基本は「肯定」の考え方が大切なのかなとお話を伺って思いました。そして必要な時には愛を持った鞭を与えられるようになりたいです、、!
        これからも応援してます。ありがとうございます。

  2. マキさん、こんにちは。
    「持たないていねいな暮らし」の本を手にしてから、マキさんの書かれた本や雑誌、ブログをいつも参考にさせてもらっています。
    マキさんのお子さんと歳も近い4才差の姉妹を育てています。
    自己肯定感、とても納得・共感しました!さっそく今年の目標は、子供達にはポジティブな言葉かけをしよう!にしました。
    書籍もブログも楽しみにしています!

    1. みんとさん
      おはようございます。コメントありがとうございます。
      ポジティブな言葉かけの目標いいですね。私は家事には迷わず潔くすすめますが、子育てだけは正解がわからず右往左往しますね。でもブログで書いたことは確信を得た実体験なので自信あります!ポジティブな言葉かけはプラスでしかないのでぜひ1年間やってみてくださーい!

  3. マキさん、早速のお返事ありがとうございます、そうなんです、テクニックに頼ってしまいがちな私(笑)には、グサッときました。
    マキさんは、本でも開放しているのですね! 早速注文しました。ホロホロ泣いちゃえる時間をつくっちゃいます。
    長野住民の私にとっても身近に感じさせてくれるブログ、今年はより楽しみにしています。ありがとうございます!!

  4. はじめまして。
    前からマキさんの書いた本、ブログを読みながら、生活にいい影響を与えてもらっている3人の母です。フッと笑う場面もあり、いろいろなテーマで面白いです! 前回と今回のブログすごーく参考になりました。
    なかなかネガティブな思考から抜け出せないので、本気(笑)シンプルライフを目指しながら、まず自分を第一段階に登ろうと来年の目標にしたいな、と思いました!! マキさんにとってポジティブの助けになった本はありますか? あったら、教えてもらえると嬉しいです。

    1. みどりさん
      はじめまして、コメントありがとうございます!ブログを読んでニヤニヤして下さり嬉しいです。
      家事のテクニック的な記事も楽しいかもですが、たまには読んで下さるみなさまの意識改革をしてみたいなと思って書きました。子育ては、テクニックじゃないと思っているんです。お母さんの心が変わらないとお子さんを笑顔にできないですからね。
      ポジティブの助けになった本は、最近だと、大平一枝さんの「新米母は各駅停車でだんだん本物の母になっていく 母業23年つれづれ日記」です。ホロホロと涙をこぼしながら、読める本が好きなので(笑)実用書はあんまり読まなくて、エッセイとか小説が好きです。

  5. いつも拝見させて頂いております。
    自己肯定力。ハッとさせられました。
    子供にネガティブワードを言ってしまっているときは、母は幸せじゃないときですよね。
    気をつけなければ。
    そして、マキさん良いお年をお過ごしください!

    1. たかはしさん
      明けまして、おめでとうございます!そしてコメントありがとうございます。
      お母さんの幸せの追求が、子どもをポジティブにし、自己肯定感を高くする秘訣だと思っています。伝わってよかった!人間すぐには変わりませんが、意識するだけで接し方がずいぶん違ってくると思います。
      今年もよろしくお願いします^_^

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